岩下洞穴
2007 / 08 / 06 ( Mon )
『岩下洞穴』
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 相浦川をさかのぼると約9km左岸、標高約200mに位置する洞穴遺跡である。
ここは昭和39年に佐世保市立大野中学校の生徒が発見し、日本考古学協会洞穴遺跡調査特別委員会が岩下洞穴の発掘調査を行った。調査は国学院大學の麻生優講師を団長とする長崎大学の内藤芳篤教授などの調査団によって三次にわたって行った。

 この結果、人骨29体をはじめ土器、石器、骨角器、鳥獣魚骨などの数千点遺物、炉の跡などが発掘された。これらによってここが縄文時代の早期(約8000年前)から古墳時代(約1700年前)までの長い時代にわたって洞穴が住居として、生活の場として利用されていたことがわかった。

 またこの洞穴遺跡からは多数の狩りの道具(槍ややじりなど)が発見されている。他にもたくさんの種類の動物の骨が見つかっている。では、岩下洞穴に住んでいた人々は何を食べていたのだろうか??紹介したいと思う。

 
哺乳類:イノシシ・ニホンジカ・アナグマ・ノウサギ・タヌキ・ニホンザル
鳥類:ワシタカの一種・キジ科の一種・ヤマドリ

 海にいる貝や魚の骨も発見されている。これらは、海の近くに住む人との交流があったことが予想されている。


巻貝:イシタタミ・スカイ・カノゴカイ・ウミニナ・イボニシ・イソニナ
二枚貝:カリガネエガイ・サルボウ・ハイガイ・マガキ・ハマグリ・オキシジミ・アサリ
魚類:マダイ

 狩りの道具以外では、石皿やスリ石も多く見つかっている。これは木の実を砕いたりすりつぶしたりしたことが予想される。クリ、マテ、シイ、ドングリなどである。これ以外にも果物、山菜、木の実も食べていたようだ。近くの森からとれたのだろう。また、季節によっては食料が不足することもあるので貯蔵も行っていたようである。

 昭和44年(1969年)1月31日長崎県史跡に指定され、発掘された人骨は長崎大学に保管され、石器などの遺物は佐世保市博物館島瀬美術センターに保管されている。

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<行き方>
 MR左石から、知見寺方向へ徒歩40分。もしくは、知見寺行きバスに乗り、天の久保バス停下車。徒歩5分。
<注意>
 夏は虫が多いので虫よけ対策が必要。(特に蚊が多い)

NOVA
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